澳门金沙城中心7年11月14日(金)、本学に在籍する外国人留学生7名が北海道鵡川高等学校を訪問し、同校の「地理総合(1年生対象)」および「各国留学生交流(2?3年生対象)」の授業において、高校生との異文化交流を行いました。

本事業は、むかわ町および北海道鵡川高等学校との包括連携協定に基づく取り組みとして実施されたもので、高校生に異文化理解の機会を提供するとともに、留学生のボランティア参画意識や社会貢献意識の醸成、さらには北海道の風土や文化への理解を深めることを目的としています。

今年度は、中国、台湾、韓国、モンゴル、タイ、ブラジル出身の留学生が参加しました。また、留学生と高校生が円滑にコミュニケーションを図れるよう、本学の日本人学生3名がファシリテーターとして参加しました。

交流はグループワーク形式で行われ、留学生が自国の食文化や観光地、学校生活などについて紹介しました。開始当初は互いに緊張した様子も見られましたが、次第に雰囲気が和らぎ、積極的に声を掛け合いながら、相手の話に耳を傾ける姿が見られました。

交流会終了後には、茶道および温泉文化の体験も実施しました。茶道体験では、作法や文化的背景の説明に加え、お点前の実演が行われ、留学生は見よう見まねで取り組みながら、日本文化に見られる繊細な所作や心遣いを学びました。また、日本ならではの入浴文化に触れることで、日本文化だけでなく、地域や町への関心と理解も深まりました。

なお、留学生は本交流会に向け、事前にオンライン上で高校生と交流を行い、むかわ町や鵡川高等学校の特色について紹介を受けていました。事前に理解と関心を深めたうえで現地を訪れ、実際に見て、感じることで、より深い学びにつながりました。

本交流を通じて、参加者双方が異なる文化や価値観、そして共通点を知り、相互理解を深める貴重な機会となりました。